・ウェブ解析士とは?
2019年は学びの年にしようと思っていましたが、年末年始に着手し始めた英語以外はあまり手を付けられていませんでした。今回、手始めに自分の業務領域に近しいと思われる「ウェブ解析士」の資格を取得してみました。
ウェブ解析士とは、一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)が講座や認定試験を実施する資格で、僕が今回講座と試験でお世話になった後藤塾では「ウェブマーケティングにおいて、アクセス解析をはじめとしたウェブ解析データを活用し、事業の成果を得るためのPDCAを実現する人材」と定義しています。ちなみにウェブ解析士の上位資格もあり、「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」と続きます。
僕はこれまで新卒で入社した会社を除いて、ウェブ制作会社・広告代理店などデジタル分野で10年近く働いているので、ウェブ解析士(元々は初級ウェブ解析士という名称でしたが2017年に変更されたようです)の存在自体は知っていましたが、実際の試験で扱う領域は予想以上に広く、マーケティングを体系的に学ぶ必要がある本資格取得に向けた勉強は、実務中心でやってきた自分にとってはプラスになったように感じました。
・実際に学ぶ分野
テキストを中心に出題されていきますが、2019年のテキストの構成は全8章から成っており、約440ページのとても分厚い内容になっています。
第1章:ウェブ解析と基本的な指標
第2章:環境分析とKPI
第3章:ウェブ解析の設計
第4章:インプレッションの解析
第5章:エンゲージメント・間接効果の解析
第6章:オウンドメディアの解析
第7章:ビジネス戦略ごとの重要な用語と指標
第8章:レポーティング
・合格までの道のり
特に講座を受けずいきなり試験という選択肢もあったようなのですが、僕はこの手の試験が久しぶりで不安、かつ再試験を受けるのは嫌だなーと思って念のため講座を受講しました。講座は1日だけで10時~16時で、受講終了後に試験を受けることもできます。(自分は講座後の試験申込を漏らしていて試験は2週間後に受けました)
講座が試験にすごく役に立つか?というとそうでも無い気もしましたが、コンサル実務豊富な講師の方の話や簡単なグループワークを通じて、ウェブマーケティングを学ぶ大切さや面白さを感じることが出来るのでお勧めです。また、申込後に先んじてもらえる問題集が試験対策では意外と重宝しました。
試験は60分60問のウェブ試験。出題形式は4択で、70%以上の正解で合格となります。記述無し・テキスト持込可ではあるのですが、多少計算問題もあるので、ある程度予習と暗記をした上で試験を受ける必要があります。分からない部分だけテキストで確認しながら挑み、結果は何とか合格。。試験終了後に結果はすぐに分かりますが、「合格」と表示されて安堵しました。よかった。。
試験までの勉強として3~4回はテキストを読み込み、それでも覚えづらい部分は付箋を貼って試験中にすぐに見返せるようにするというのが功を奏しました。
・資格取得にかかった費用
実際にかかった費用としては次の通りでしたが、会社によっては「自己啓発費」とかでいくらか負担してくれるみたいなので、この辺りは調べて申請するのが良いかも知れません。結構領収証をもらっている人たちが多かったです。(僕の会社では試験費用が自己啓発費になりました)
テキスト:4,320円
講座費用:10,800円
試験費用:17,280円(試験費+認定費)
合計:32,400円
(試験に落ち、再試験をする場合は追加で11,880円発生します)
※なお資格取得の翌年から別途、年会費(6,480円)が発生します。
・おわりに
ウェブ解析士は人によっては資格商法だ!みたいな声もあると思いますが(これに限らずだとは思いますが)、資格取得を一つの目標として学んでいくという事はこれまで自分はあまりにもしてこなかったので勉強するモチベーションにはなりましたし、機会あれば一つ上の「上級ウェブ解析士」にも挑戦したいなと思い始めております。
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