夫婦別姓で結婚(2021年時点では事実婚)をすることになりました

いつも通りブログ更新がしばらく滞っておりましたが、長らくお付き合いしていた彼女と結婚することになりました。同棲開始から約4年、交際開始から含めると約7年という時間が経っておりますが、長かったような、あっという間だったような。

今は、11月に行う結婚式の準備と、新居探しで、なかなかせわしない毎日を過ごしております。(と言いつつ、新居探しは昨日契約をしてきたので一つクリアできました。来年4月から埼玉県民かつ川越市民になる予定で、またブログにも記載しようと思います)

結婚指輪

さて、改めて結婚に関してですが、タイトルにもあるように、議論に議論をかさねた結果として「夫婦別姓(2021年時点では事実婚)」での結婚を行うことにしました。いわゆる現在の法律上の夫婦(第750条: 夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する )にはなれませんが、自分が末っ子長男、彼女が一人娘(かつ義父も一人息子)ということで、両者の姓をできる限り尊重し残していこうという判断です。実はプロポーズ自体は2018年の彼女の誕生日に行い承諾を頂いていたのですが、姓問題もあって膠着状態が続いておりました。

たかが姓、されど姓、この2~3年は色々な思いを巡らせながら選択的夫婦別姓の是非議論やドキュメンタリー番組などを見ておりましたが、自分の現時点でのスタンスとしては、夫婦同姓を義務づけるというのは世界で日本のみという悪しき風習だろうなと思っているので、可及的速やかに是正してほしいなと切に願うとともに、世間の価値観もアップデートしていって欲しいなあと考えています。

まあそれはそれとしつつ、現時点では一旦、夫婦別姓(事実婚)を進める、という点で、想定されるメリット/デメリットについて、ググったりいくつか本を読んで調べておりました。

ざっとまとめると、

▼メリット

  1. お互いに改姓する必要がない(公的書類の手続き不要)
  2. 精神的に自由でいられる
  3. 万が一分かれても戸籍に×がつかない
  4. 親戚関係とほどよい距離を保てる

▼デメリット

  1. 配偶者の相続人になれない
  2. 相続財産が大きい場合、相続税の面で非常に大きな経済的デメリットがある
  3. 所得税の配偶者控除が受けられない & 医療費控除も家族としての合算ができない
  4. 生命保険の死亡保険金の受取人として、配偶者を指名できないことが多い
  5. 銀行によっては共有の場合、住宅ローンを貸してくれないところが多い
  6. 海外旅行保険の家族セットに入れない
  7. 離婚時の年金分割
  8. 離婚の財産分与
  9. 一方の戸籍謄本等が取得できない
  10. 代理での手続きができないことがある
  11. 成年後見開始の申し立てができない
  12. ビザが出ない
  13. 夫婦共同で子どもの親権者になれない

一見デメリットがとてつもなく多く見えますが、ある程度は事実婚の証明を行えるような書類や行動で回避もできるようで、我々の場合は「公正証書の作成」を既に行っております。また、今後「住民票(続柄に「妻(未届)」や「夫(未届)」と記載)」「結婚式の挙行」を行う予定なので、これらをいざという時の証明にしようと考えています。

とは言え、相続周りは遺言書等の準備が必要らしいのでこの辺も早めに着手しておかねばなーと考えている次第。。やっぱり社会の制度ってマジョリティに合わせて作られているから、マイノリティになると2倍・3倍の労力がかかってしまいますね

取り敢えず、本日はこの辺りで。

途中脱線もしちゃいましたが、結婚のご報告でした

参考書籍

『事実婚・内縁・同性婚2人のためのお金と法律~法律・税金・社会保険からライフプランまで~』

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