はじめに:みちのくの風と、夜の静けさに誘われて
今回の出張の舞台は、福島県福島市。
新幹線を下り、改札を出ると、肌をくすぐるどこか心地よい東北の空気。仕事を精力的に終わらせた後の楽しみといえば、やはりその土地ならではの味覚と、一日の疲れをじんわりと解きほぐす夜の時間だ。
今回は、利便性の高いホテルを拠点に、最高の和食と地酒、大人な締めの一杯、そして翌昼の圧倒的な一杯まで、完璧な「食のシーケンス(流れ)」を組み立てることができた。その充実した記録を記したい。
宿泊:利便性と機能美が光る拠点「ホテルサンキョウ福島」
今回の宿は、福島駅から徒歩圏内に位置する「ホテルサンキョウ福島」。

1階にはローソンが併設されており、出張者にとってこの上ない安心感と利便性を提供してくれる。


一歩足を踏み入れれば、広々とした開放的なロビーが迎えてくれる。
案内された客室は清潔で落ち着いたトーン。広めのデスクとデスクライト、加湿空気清浄機もしっかり完備されており、PCを開いての残務処理や明日のスケジュール整理といったワークスペースとしても実に快適だった。


1軒目:確かな仕事と福島の恵み。「地酒と肴 ウマスケ」
ホテルで少し身支度を整えた後、待ちに待った夜の街へ。
暖簾をくぐったのは、上質な和食と地酒が味わえると評判の「ウマスケ」だ。

静かな佇まいの入口を抜け、席に腰を下ろす。
まず運ばれてきたのは、目にも美しい刺身の盛り合わせ。
マグロ、カツオ、イカ、ホタテ、そして細やかに仕事が施された白身や青魚。一品一品の鮮度が抜群で、口に運ぶたびに素材の持つ旨味がじんわりと広がる。これらを福島の芳醇な地酒で流し込む瞬間は、まさに至福のひとときだ。



続いて届いたとうもろこしの天ぷらは、黄金色にカラッと揚がった衣が美しい。添えられた塩を少しだけつけて噛み締めると、甘みとサクサクとした心地よい食感が口いっぱいに弾ける。

そして締めには、優しい出汁にとろりとした蟹の餡が絡む温かな茶碗蒸し。お酒が回った体に優しく染み渡り、店主の丁寧な手仕事と温かなもてなしに心まで満たされた。

2軒目:夜の余韻に浸る、大人の隠れ家。「Cafe 糸」
大満足の「ウマスケ」を後にし、心地よい酔い心地のまま次に向かったのは、「珈琲とハイボールの店 Cafe 糸(いと)」。

ビルを少し上った先にあるその入口は、知る人ぞ知る隠れ家のような趣。
静かで落ち着いた店内には、心地よい時間が流れている。
お酒の余韻を楽しみながら、店主が淹れるこだわりの珈琲(あるいは極上のハイボール)を静かに味わう。ラーメンやうどんでドカンと締める「攻め」の夜も良いが、こうして静かに今日一日を振り返りながらグラスを傾ける「守り」の締めもまた格別。出張の緊張感がふっと解けていくのを感じた。
翌昼:出張を締めくくる圧巻の一杯。「自家製麺 うろた」
翌日、すべての仕事を無事に終え、ランチに向かったのは福島屈指の人気店「自家製麺 うろた」。

ポップでありながら洗練されたファサード。
注文したラーメンは、一口スープを啜った瞬間にその層の深い出汁の風味が駆け巡り、自家製麺のツルッとした喉越しとモチモチしたコシが完璧な調和を見せる。


行列ができるのも納得のクオリティで、今回の福島出張のラストを飾るにふさわしい、大満足の一杯となった。
おわりに
福島出張。
機能的なホテルでの安らぎと、手仕事が光る和食、隠れ家カフェでの豊かな夜、そして妥協のない一杯。出張という限られた時間の中で、妥協せずに美味しいものを追い求め、その土地の魅力に触れる。これだから、旅も出張もやめられない。
みちのくの爽やかな風に背中を押されながら、私は満足感とともに帰路についた。
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